【本要約】金利が低すぎると何が起きる?|経済で読み解く世界史
物価が1兆倍になった100年前のドイツで、干上がったのは現金で資産を持っていた人たち。得をしたのは、銀行から大きくお金を借りて土地などを買い集めた一部の人たちでした。
紙幣の刷りすぎ、国が仕掛けたバブル、異常な低金利。お金をめぐって国と人がくり返してきた失敗を、世界史から読み解きます。
今回は、代々木ゼミナール世界史科講師を務める著作家・宇山卓栄さんの『経済で読み解く世界史』を要約します。
古代から現代までの世界史を、金利・物価・人口・通貨という「お金のものさし」で読み直した一冊です。中国・宋の世界初の紙幣から、ジェノヴァとオランダの金利、南海会社とミシシッピ計画のバブル、産業革命、大恐慌、そして今のドルと日本まで、歴史を動かしてきたお金の流れを追います。
インフレ、金利、バブルとのつき合い方など、僕たち個人の資産づくりや会社経営にもそのまま効いてくる教訓ばかりです。
▼目次
0:00 オープニング(天才ニュートンも株で大損していた)
1:11 本と著者の紹介
1:52 歴史は「99%経済でつくられる」
2:33 今日の5つのポイント
3:19 ① 紙幣を刷りすぎた国の末路(世界初の紙幣「交子」)
5:13 ・元も明も、紙幣の増発をくり返した
6:03 ・物価が1兆倍になったドイツと「インフレを利用する借り手」
8:00 ② 金利は国の「体温計」だった(利子を禁じた中世の教会)
8:45 ・ジェノヴァの「差益スプレッド」
10:23 ・お金の勘定ができなかったフェリペ2世
11:03 ・異常な低金利は「嵐の前の静けさ」
11:50 ・オランダとイギリスの「資金集めレース」
14:12 ③ 国家が国民のお金を奪う「仕組まれたバブル」(南海会社)
16:24 ・ジョン・ローのミシシッピ計画
18:02 ・イギリスとフランスの差は「信用」
18:55 ・重税でも革命が起きなかったイギリス
20:38 ④ 覇権はなぜ移るのか、格差と成長の意外な関係(富の正体は「エネルギー」)
21:26 ・蒸気機関はスタートアップ投資だった
22:17 ・先駆者は追いつかれる
23:03 ・「世界の工場」イギリスは何で稼いでいたのか
24:01 ・なぜ中国で産業革命が起きなかったのか
25:00 ・格差が開きすぎると経済は落ち込む
26:29 ⑤ 大恐慌と戦争の教訓、そして今のドルと日本(株が「博打」だった時代)
27:29 ・暴落を見抜いた相場師リバモア
28:03 ・天才たちの読み違えと、バブルへの対処の原則
29:02 ・恐慌からの回復と、冷戦の軍拡
30:01 ・戦争が景気を押し上げなくなった
30:36 ・日本の一人当たりのGDPと、ドルの覇権のゆくえ
32:06 今日のおさらい
33:13 エンディング
▼この動画でわかること
・世界初の紙幣を生んだ北宋が、紙幣の刷りすぎで滅んだ流れ
・物価が1兆倍になったドイツで、割を食った人と得をした人
・「異常な低金利は危機の前触れになりうる」という金利の見方
・国が借金から逃れるために仕掛けた、南海会社とミシシッピ計画のバブル
・「世界の工場」イギリスが何で稼ぎ、なぜ覇権を失ったのか
・大恐慌と戦争の教訓、そしてドルの覇権のこれから
▼紹介した本
『経済で読み解く世界史』
著者:宇山卓栄
出版社:育鵬社(発売:扶桑社/扶桑社新書、2025年3月発行)
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4594099386
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※この動画は書籍の内容を要約・解説したものです。数字や歴史の解釈は本書の記述にもとづいています。くわしい内容は、ぜひ本を手に取ってご確認ください。
※特定の金融商品の購入や投資をすすめるものではありません。
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